生姜寒さを何とか乗り切ろうと「生姜(ショウガ)」の人気が高まっています。お店を覗けば、ドリンク、ゼリー、シャーベット、ジャムなど 色々な商品がありますよね。 出荷量全国一の高知県では、 需要も増えて、収穫量が2004年の1万2300トンから、 08年は2万1000トンに増加。 「最近は脂肪燃焼効果があると言われ、 テレビ局からの問い合わせも多い」とか。 ショウガは南アジア原産。 古代から体を温める生薬や香辛料として利用され、 中国では紀元前から漢方薬の材料として使われ、 生のものを生姜(ショウキョウ)、 乾燥したものを乾姜(カンキョウ)と呼びます。 中国では「朝の3枚のショウガは高麗人参のスープより良い」、 「晩ご飯にダイコン、朝ご飯にショウガを食べると 医者の処方はいらない」と言われる程とか。 血行や発汗を促し、解熱、殺菌、消臭などの 働きがるとされています。 神農本草経(上古時代の医学書)には、 「生姜(ショウガ)は、胸のむかつき、咳、 呼吸困難などの症状を治し、臓腑を温める。 また止血、発汗による関節炎を治める等の効果がある。」と記載。 ○ショウガの汁は、殺菌作用があり、免疫力を高める。 ○ショウガの揮発油には、アレルギー反応による 気管支のけいれんを抑える作用がある。 ○ショウガの揮発油は芳香性であるため、胃腸に血液を集め、 消化器官の働きと、消化液の分泌を促し、消化を促進する。 ○ショウガの成分の中で特に注目されているのが、 辛味の主成分であるジンゲロールとショウガオール。 ショウガを加熱すると、ジンゲロールがショウガオールに変化します。 ジンゲロールには、血行促進の作用があるので、 身体を温め冷え症を改善。 昔から「風邪のひき始めにショウガ湯を飲む」とされるのは、 ジンゲロールの発汗作用で解熱効果が期待できるため。 またジンゲロールには、抗セロトニン作用により、 二日酔いやつわりの吐き気を抑える働きがあることも言われています。 生姜には本当に色々な働きがあります。 身体を温めることは免疫力を高める上でも大切ですね。 石原結實先生は昔から”ショウガ紅茶”をすすめていましたね。 と言ってもなかなか毎日の食事で補うのも難しいものです。 ショウガのサプリメントもありますのでご相談を☆ 2011.02.04 |